【編集部レポ】コトノネをちぎって、名刺をつくってみました

みなさんは、NOZOMI PAPER®︎を覚えていますか?
コトノネ41号の特集2「幸せな紙」でご紹介した、手漉きの再生紙です。

コトノネ41号より

宮城県の「のぞみ福祉作業所」からはじまり、全国の福祉作業所でつくられているNOZOMI PAPER®︎。『コトノネ』のバックナンバーも、世田谷福祉作業所(以下、せたふく)で
NP®︎ _MAGAZINEという種類に生まれ変わっています。

今年3月、せたふくが運営するカフェ「Ba-Wa」で、せたふくとNOZOMI PAPER®︎をプロデュース
するHUMORABOによる展示イベント、「ガリガリくるくる展−版画と福祉−」が開催されました。

せたふくの利用者さんが制作した版画作品の展示販売のほか、3月21日(火・祝)にはスペシャル
イベントとして、「ガリガリくるくる」版画の体験ワークショップも行われ、盛況となりました。
同日に開催された「出張!コトノネだらだら座談会」は、コトノネの公式インスタグラムより、
アーカイブがご覧いただけます。

じつは「出張!コトノネだらだら座談会」のあと、
もう一つイベントが。その名もズバリ…

「『コトノネ』をちぎる会」!

…物騒な会だと思われたでしょうか。ご安心ください、平和な会です。
『コトノネ』をちぎって再生紙NP®︎ _MAGAZINEの原料をつくるところからスタートし、
自分の手で紙漉きと印刷も行い、名刺やメッセージカードを制作する企画です。

わたしTも参加し、自分の名刺をつくらせていただきました。
この「『コトノネ』をちぎる会」もとい、名刺づくり体験の模様を少しだけご紹介します!

1. 再生紙のタネをつくろう!(『コトノネ』をちぎる会)

まずは再生紙のもとになるタネをつくります。原料になるのは、『コトノネ』のバックナンバー。
汚れたり、破れたり、さまざまな理由で廃棄することになったものを細かくちぎっていきます。

制限時間は30分、目標はこのバケツいっぱいの量。
子どもも大人もいっしょになって、参加者みんなでちぎっていきます。
簡単そうに見えますが、紙漉きの際に溶けやすいよう、細かくちぎっていくのはなかなか大変。

「糊付けの部分は入れちゃダメだよー!」「やばいやばい、全然いっぱいにならない!」

制限時間ギリギリには、だんだん大きな紙片が混じるように…(笑)
バケツをいっぱいにすることはできませんでしたが、なんとか紙漉きに必要な量は達成。

翌22日(水)、この『コトノネ』の紙片を水といっしょに攪拌してもらい、
名刺のもととなる紙ダネが出来上がりました。

さあ、無事に名刺はつくれるのでしょうか?

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