10/25(金)は「コトノネだらだら座談会」の日!

【30】コトノネだらだら座談会

10月のコトノネだらだら座談会は、NPO法人ユメソダテの前川哲弥さんと坂本清子さんのお二人にお話いただきます。

障害当事者のユメのタネを見つけ育てていくユメソダテ活動をされているお二人。
ユメソダテの活動を始めた経緯と現在の活動内容、今後の活動予定をお話いただけるとのことです。
ぜひ、お越しください。

■前川さんからコメントをいただいております。
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私は知的障がいのある高校1年生の息子を持つ父親です。
障がい者の平均月収などのデータに接し強い衝撃を受けました。
何かしたいと、福祉施設を廻り、受注支援や販路開拓を申し出ましたが、障がい者の超低収入に関わらず、ニーズが極めて少ないことに驚きました。
また、「あなた障がい者のお父さんでしょ。生活の自立と働く意欲は家庭で育ててから連れてきてくださいね」といった声に何度も接しました。
お金の問題以前だと思いました。生きる意欲、社会と関る意欲は、もっと基本的なことで、これを育てることが必要だと感じてユメを育てようと思いユメソダテの活動を始めました。
まずは、当事者からユメのヒアリングを行い、その中で、社会がユメを育てると気がついたことで、2018年9月NPO法人ユメソダテを立上げました。
当初は、なかなか言葉にならない当事者の思いをひたすら傾聴することに費やしましたが、それを繰り返す中で、傾聴だけで当事者が明るく元気になっていくことに気がつきました。人は言葉にすることで自分の心を整理し、それを聴き手に伝えることで、社会との関り方を模索し続けるのだと思います。
そして、多くの場合、辛いこと、苦しいことが多い人生について語るなかに、ユメのタネを、誰もが持っていることにも気がつき、見つけたユメのタネを、一緒に育てるユメソダテ伴走活動を始めました。
一緒に計画を建て、体験をし、人と繋いだりしながら、タネをユメへと育てていくユメソダテ伴走は、これまでのところ驚くほど効果を上げています。
不登校だった子がトラックドライバーを目指して学校に通うようになり、鬱の人が農業を目指し、ALS当事者が出版を目指しています。自らの意欲を育てる活動がとても大切だと確信し、自立支援の新しい形として継続し、少しずつでも拡めていく方法を模索しているところです。

10月27日(日)に行う予定の「ユメへの作戦会議(第4回)」の内容も含め、理事坂本と共に、お話をしたいと思います。

「ユメへの作戦会議(第4回)」のホームページ、フェイスブック

●https://yume-sodate.com/news/692/

●https://www.facebook.com/events/382968925713055/

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【プロフィール】
■前川 哲弥 (まえかわ てつや)

大阪星光学院高卒、京都大学農学部卒、名古屋大学大学院(植物病理学)中退、パリ国立農学院(現Agro-Paris Tech)経営学修士、高等社会科学院(EHESS)制度経済学修士課程中退。農林水産省に17年勤務。
その間、米流通の規制緩和、農家への無利子融資、バイテク振興、UPOV条約、東海農政局、OECD環境局出向を経て、技術協力、WTO交渉などを担当後、遺言に従い、家業の運輸倉庫会社を継承。
1男1女。長男に知的障がいがあり、何かしたいと、模索。
経済的自立も大切だが、それ以前に、社会に関わる意欲を育てることが、より重要であり、この欠落した重要ピースを埋めるべく、坂本清子らとともに、傾聴、伴走を通じて、社会に関わる意欲を育て、自立を促すユメソダテ活動を展開。

■坂本 清子 (さかもと きよこ)

東京都練馬の生まれ
明治大学法学部法律学科卒業後 株式会社ワールド入社 経理・人事を経て、タケオキクチをはじめとするBR事業・新規事業の生産・企画開発に携わり2012年よりワールドグループ特例子会社 株式会社ワールドビジネスサポートにてワールドのBR事業の業務サポートを事業とした障がい者雇用・定着に取り組む一方、NPO法人ユメソダテ理事として世の中の不機嫌を減らしご機嫌を増やすために活動中。

◎対象
・コトノネ読者
・コトノネや福祉に関心がある方なら、どなたでも(学生さんも歓迎します!)

◎日時/10月25日(金)18時30開場、19時スタート~21時頃まで
※途中参加、途中退出OK

◎場所/コトノネ編集部(中目黒駅から3分ほど)

◎会費/500円
※簡単につまめるものをご用意します
※飲みもの(お酒もOK)や、食べたいものがあれば、各自お持ちください。

<ご参加のお申込みは>
お名前、お電話番号と「だらだら座談会」ご参加希望であることを明記の上、
uketsuke@kotonone.jpまでメールにてお申込みください。
人数の都合上、ご参加を〆切らせていただく場合もございます。あらかじめご了承ください。
ご不明な点がありましたら、コトノネ編集部(03-5794-0505)までお問い合わせください。