図書館総合展で、「はたらく」たのしさをやさしく伝えるLLブック、プレデビュー!

LLブック

「障害があっても自分で読んで、たのしめる本をつくりたい。社会福祉法人として、知的障害者の自己決定権を守るための環境をつくっていきたい」。その思いから、社会福祉法人埼玉福祉会さんは、昨年から、本格的にLLブックの発行をはじめました。
LLブックの「LL」とは、スウェーデン語の「LättLäst」(英語ではeasy to read)の略。誰もが読書を楽しめるように工夫してつくられた、「やさしく読みやすい本」のことをいいます。

「障害者がはたらく」をテーマにした本『仕事に 行ってきます』は、コトノネ編集部が企画・制作を担当しました。来年2018年春、2タイトル同時に発行予定です。11月7日~9日に横浜で開かれる図書館総合展で、『仕事に 行ってきます』も見本展示されます。ぜひ、ご覧ください。ご意見・ご感想も歓迎です。

<本の内容の特徴>
●「仕事のある暮らし」を伝えます
仕事だけを切り取るのではなく、朝起きてから夜寝るまで、実際にはたらいている人の1日を、時間の流れを追って紹介します。抽象的にではなく、具体的に「はたらく」ことで起きる出来事を伝えます。

●「好き」から、仕事に関心を
職業を「興味・関心」でジャンル分け。自分の「好き」から本を手に取ってもらえるように工夫。

●ご家族、支援者向けのページも
その仕事につくにはどうしたらいいのか。サポートする周りの方への情報も、掲載しています。

なお、埼玉福祉会さん主催で7日には「図書館における合理的配慮」について、9日には「スウェーデンのLLブック等の現状について」の講演会も予定されています。参加は無料です。

図書館総合展について
https://www.libraryfair.jp/

埼玉福祉会さんのブースについて
http://www.saifuku.com/cgi-bin/news/topics.cgi