【海外事情】イタリアのソーシャルファーム最新事情がわかるシンポジウム開催!

日伊シンポジウム ボラーテ刑務所の軌跡
3月20日(月・祝日)、京都の龍谷大学にて、日伊シンポジウム「ボラーテ刑務所の奇跡~ソーシャルファームを活用した社会復帰~」が開催されます!

刑務所内を一般の社会に近づけるため、受刑者の行動の自由を認め、ソーシャルファームやボランティアを積極的に活用することで、再犯率を三分の一以下に低下させることに成功した、イタリア・ボラーテ刑務所の元所長・Lucia Castellanoさんが来日、その取り組みを紹介する講演があるほか、ヨーロッパ・ソーシャルファーム研究所・トレント大学教授のSara Depedriさんも来日、イタリア・ソーシャルファーム事情を講演します。
また、日本の事例として、コトノネの軒先書店でもあるワークショップほのぼの屋の施設長、内海あきひさんも登壇します。

参加お申込みはこちらから
https://www.ryukoku.ac.jp/rcrc_form/contact.html

チラシPDF

<シンポジウム詳細>

日時:2017年3月20日(月曜日・祝日) 13時00分から18時00分(会場12時30分)
場所:龍谷大学深草キャンパス22号館101教室

企画趣旨
未曾有の経済不況下、企業がリストラを進める中でも雇用を伸ばし続けたのがイタリアのソーシャルファーム、社会協同組合(cooperativa sociale)である。
彼らのモットーは「連帯と品質」。同じ価値を共有した仲間が集まって、一般企業と異なるフラットな経営で、地域との共生を目指し、付加価値の高い商品やサービスを地域に提供し、持続可能な雇用を生み出すことに成功している。
本 シンポジウムでは、イタリアと日本のソーシャルファームの実例から彼らの成功の秘訣を探るとともに、ソーシャルファームが持つ経済効果に関する研究についても紹介する。
ソーシャルファームは単なる慈善事業ではなく、企業と社会が共生できる新しい価値の創造といっても過言ではない。さらに、本シンポジウムでは、社会協同組合を活用することで再犯率を1/3以下に低下させることに成功したイタリアの刑務所改革を、改革を推進した元所長本人が紹介する。それは、一言で言うと、刑務官や受刑者、そして地域社会の人々の心の中にある刑務所と社会を隔てる心の壁を壊すことである。

プログラム
12時30分 開場
13時00分 開会
13時15分 はじめに「イタリアの社会協同組合と受刑者処遇」
       浜井浩一氏(龍谷大学大学院法務研究科教授)
13時45分 講演会1「ボラーテ刑務所の挑戦 ~再犯率60%から18%へ~」
       Lucia Castellano氏(イタリア司法省・少年司法・社会内処遇局局長)
15時20分 講演会2「ソーシャルファームの持つ経済効果」
       Sara Depedri氏
       (Euricse:ヨーロッパ・ソーシャルファーム研究所、トレント大学教授)
17時00分 講演会3「CAFE RESTAURANTほのぼの屋の挑戦~福祉からの脱却をめざして~」
       内海あきひ氏(CAFE RESTAURANT ほのぼの屋 施設長)
18時00分 閉会

※ 事前講習会10時30分~12時00分「演劇を利用した受刑者の更生」
※ 逐次通訳あり

お申し込み案内
先着300名・要申込 申込締切:3月13日(月)

龍谷大学サイト
http://rcrc.ryukoku.ac.jp/news/detail.php?id=8993